日本 Ruby 会議 2007 について

日本 Ruby 会議 2007(RubyKaigi2007) 趣意書

オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby は、1993年にまつもとゆきひろ氏によって 設計・開発が開始され、現在でも成長を続けているプログラミング言語です。 国内を中心として開発されている言語ながら、 国際的にも高い評価をうけ、いまや Perl、Python などとともに、 世界中に多くのユーザを抱えています。 さらに近年の「Ruby on Rails」のブームを受け、 今では 21 世紀のソフトウェア開発を考える上で、 無視できないほどの注目を集めるまでに成長しました。 しかしながら、開発の舞台がインターネット上になっていることもあり、 実際に開発者や利用者同士が顔をあわせ、それぞれの 行っていることを発表しあう機会にはあまり恵まれていませんでした。

このような状況を改善するため、私たちは、 日本の Ruby を開発されている方々、Rubyを利用されている方々、 そして Ruby に興味を持たれている方々が一堂に会する場を提供するべく、 日本 Ruby カンファレンス2006を、2006年6月に初めて開催いたしました。 当日はスタッフ・ゲスト・一般参加者をあわせて300人を越す方々に お集まりいただき、Ruby について広く深く話題を共有し合うことができました。 また、「Ruby on Rails」の開発者として有名な David Heinemeier Hansson 氏をはじめて日本に招待し、 その設計指針や最新の開発情報を披露していただきました。

その一方で、日本での Ruby の注目度は私たちの予想を大幅に上回っており、 二度にわたって用意したチケットは発売当日に即日で完売してしまうなど、 さらなる潜在的な需要が明らかとなりました。 そこで私たちは、さらに規模を拡大し、より多くの方に参加していただける イベント、「日本 Ruby 会議2007(略称:RubyKaigi2007)」を開催いたします。

日本 Ruby 会議 2007 の開催にあたり、私たちはテーマを定めました。 今回のテーマは、「2007 年の Ruby が見える・2007年の Ruby に会える」です。 Ruby は言語そのものも、そして利用方法も、その時々によって変わり続けています。 2007 年の折り返し地点ともいえる 6 月に、この年の Ruby がどうなっているのか、 どこまで来たのかをみんなで確認し、これからどうなっていくのか、 どうすればいいのかを考え、行動に移す。そのような機会となることを 目指します。

さらに、2007 年はまつもと ゆきひろさんに加え、Dave Thomas 氏をゲストとして招待することを 決定いたしました。 Dave Thomas 氏は、日本でも『達人プログラマー』などの著作で知られていますが、 まだ海外では知る人ぞ知る言語だった Ruby を多くの人に知らせるきっかけにも なった『プログラミング Ruby』の執筆を行うなど、Ruby の世界的な普及のきっかけと なった方です。そして現在でも、『Agile Web Development with Rails 2nd edition』 を2006年12月に発表するなど、Ruby 界を牽引する第一人者と言えます。その Dave 氏の 初来日になります。

このイベントを通し、多くの方々と、Ruby の現在、 そして未来を分かち合っていければと考えています。 みなさまのご参加を心からお待ちしております。

(日本 Ruby 会議 2007 実行委員長 高橋 征義)

主催

特別協賛, 協賛

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お問い合わせ

日本 Ruby 会議 2007 についてのお問い合わせは mailto:rubykaigi2007@jp.rubyist.net へお願いします。

Last modified:2007/04/23 11:24:08
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