日本Rubyのリファレンスマニュアル2007・初夏 (青木 峰郎)
- スピーカー
- 青木 峰郎 - 日本Rubyの会
- プロフィール
- ふつうの文系SE。主著『Rubyソースコード完全解説』。
The author of "Ruby Hacking Guide", TMail, net/http. - 講演時間
- 11:00〜11:25
- 講演者による資料
- http://i.loveruby.net/rubykaigi2007/
http://i.loveruby.net/rubykaigi2007/rubykaigi2007-aoki.pdf
今日話すこと
- リファレンスマニュアル刷新計画とは
- 計画の進行状況
- 人材募集
Rubyリファレンスマニュアルとは
ここで実際に今までのマニュアルを表示して見せました。
リファレンスマニュアルの内容
- Spec
- class ref
- C API reference
- リリースノート
新しいのでも同じ内容で
全面刷新します。
今日のプレゼンは黒い地に白文字でした。「喪に服するという意味で黒にした」とのことです。
計画
- since 2006-08(LLRingで)
- 青木主導
- アクティブなメンバーは10人くらい
- 自分では何もしないで指示すると働いてくれる
ここで実際のマニュアルを表示されました。青を基調としたシンプルなデザイン
- デザインはあとでかっこよくする予定
- デザイン重要
目標
- 「完全な」マニュアル
- より便利なシステム
目的1:「完全な」マニュアル
「完全な」とは?
- すべての言語仕様が記述されている
- クラス、メソッドなどの抜けがない
- 読みやすい文章だとなおよい
目的2:より便利なシステムを提供すること
「より便利な」とは?
- 的確で高速なメソッド検索
- 再利用が容易なデータ形式
- いまはWikiなのでたとえばシグネチャの書き方が何通りもあったりする。
- メソッドの追加・再定義のサポート
計画の進行状況
どれくらい進んでいるのか?
当初の予定
- 2006-10-31 フォーマットの変換
- 2006-12-31 メソッドエントリを揃える
- 2007-08-31 すべてのドキュメントを書く
これはクラスリファレンスだけ。
実際どーなんだ?
- 2006-10-16 フォーマットの変換
- 15日早く終わった(拍手)
- 私はなにもしていないけどメンバーががんばった
- 2007-01-08メソッドエントリを揃える
- 8日遅れ。ちょっとで済んだ
- もっと遅れると思っていたけど、いつのまにか終わってた。メンバーががんばった。
- 完了率2%
- 終わる見込みがない・・・
遅れてる原因
- 見通しが甘すぎ
- 拡張ライブラリが膨大。TKが全体の3分の1!!!
- 人手不足
- 青木の時間不足
協力者募集
- ドキュメントを書きたい人
- デザインしたい人
- ツールを書きたい人
- 青木さんが時間がない
- (間違いを指摘したいひと)
- あとのほうでがんばってほしい。作業してるときにちくちくされると;;
http://doc.loveruby.net/wiki/HowToJoin.html
みなさんの参加をお待ちしています。
質疑応答
- Q
- プロジェクトの協力をしている。TKがものすごく多いのを身をもって体験した。全体の3分の1だけど需要が3分の1もあるように思えない。重要度の高いものから作業を進めたほうがよいのでは?
- A
- よいのではないでしょうか。そういうアイデアを募集しています。
できれば11月にリリースしたい
- Q
- ページの長さがどれくらい?1.6で細切れになって使いにくくなった。
- A
- ネットワークに接続されていませんwww
メソッドの概要からそれぞれのメソッドのページに飛ぶ
- Q
- ページが細かくなると使いにくい(クリック増える)
- A
- 量が多くなった。動的に生成なのでどっちも出来るといいね。
- Q
- 五十嵐 英語とか国際化はどうなるの?
- A
- 共通であるに越したことはない。英語のほうはいまはRDoc。いままでの蓄積があるのでそれは生かしたい。フィードバックできる人がいたら協力してほしい。
- Q
- 新しい本はいつ出るのですか?
- A
- それは聞かないで!
- Q
- ダウンロードして手元で使えるようにする?
- A
- それは出来るようにする。ツールはこれから作る。
(ロガー:よう)
Keyword(s):
References:[RubyKaigi2007速報ログ]