bigdecimal ライブラリと Ruby の数値系の未来
スピーカー
Kenta Murata (GeneticLab Co., Ltd. && Ruby Sapporo)
概要
私は今年の初めに bigdecimal 標準ライブラリのメンテナに採用されました。現在 bigdecimal ライブラリは、他の数値クラスとの相互作用規則など、その振る舞いについて幾つかの問題を抱えています。私はこのプレゼンテーションで、このような問題ある振る舞いを実演で示し、これらに対して Ruby の次のバージョンで実現されるべき適切な性質を説明します。加えて、私は Ruby の未来のバージョン(すなわち 2.0)が持っているべき数値系について議論します。
日程
2010/08/29 09:30 - 10:00
会場
中ホール200
スピーカー プロフィール
mrkn, 村田賢太 (株式会社ジェネティックラボ)
2009年北海道大学博士 (情報科学)。同年、株式会社ジェネティックラボ入社。
2010年 bigdecimal のメンテナに就任し Ruby コミッタになる。
数値計算、プログラミング言語、乱数生成器、複雑ネットワークに興味を持つ。
著書は『Ruby逆引きレシピ』(共著)。情報処理学会、人工知能学会、各会員。
Ruby札幌、日本Rubyの会、高専カンファレンス実行委員会に所属。
話す自然言語
ja
発表資料
http://www.slideshare.net/mrkn/rubykaigi2010mrk...