yarv2llvmはどう失敗したのか
スピーカー
Hideki Miura (CSNagoya)
概要
yarv2llvmはCRubyのVMの命令列をllvmに変換するトランスレータである。生成するllvmの実行効率を上げるために、型推論を用いるのが特徴である。 yarv2llvmはフィボナッチ級数プログラムでRuby1.9の約40倍の実行速度を得るなど、一定の成果が得られた。一方で、事前に予想していたことではあるが、すべてのRubyプログラムがうまくllvmに変換できるわけではないことも明らかになった。 この発表ではyarv2llvmではうまく変換できないRubyプログラム例とその解決案を説明する。さらに、フルセットRubyをサポートすることを目的に現在開発中の次世代トランスレータ(ytl)の概要を紹介する。
日程
2010/08/29 10:30 - 11:00
会場
中ホール200
スピーカー プロフィール
三浦 英樹 (CSNagoya)
水道屋です。趣味でプログラムを書いています。書いたものはhttp://github.com/miura1729 にあります。
話す自然言語
ja
発表資料
http://www.slideshare.net/miura1729/how-did-yar...