プログラムは予定です。予告無く変更する場合があります。
プログラム(6月11日)
9:15; 開場
10:00〜12:00
ただただし「Ruby anywhere 〜Ruby普及のためにアプリケーションができること」
- スピーカー
- ただただし (tDiary.org)
- 時間
- 10:00〜10:30
- セッション概要
- tDiaryの開発と普及の経験を通して、Rubyやそれをとりまくプラットフォームの普及を進めるために、アプリケーションとしてどんなことができるのか考察します。
- スピーカー・プロフィール
- フリーソフトウェアの Web 日記ツール「tDiary」のメイン開発者。
- 本業は OS/2、Windows 向けアプリケーション開発者を経て、現在は Web プロデューサ。
- 仕事と Ruby はぜんぜん関係なし。
- 講演資料
関将俊 「dRubyをもう一度」
- スピーカー
- 関将俊 (druby.org)
- 時間
- 10:30〜11:00
- セッション概要
- 古くて新しいdRuby。ときどき誰かに説明しないと忘れてしまう。
- dRubyを使った分散オブジェクトプログラミングを解説しながら、
- Rinda、Ringなどその周辺技術について振り返り、思い出します。
- * dRubyとは
- * メッセージ送信とメソッドの起動
- * オブジェクトの寿命
- * 並列処理糊言語
- スピーカー・プロフィール
- プログラマ。オブジェクト指向プログラミング、分散システムに興味を持つ。
- 好きな言語は Ruby、C、好きなメソッドは method_missing とinject である。
- 主な著作『dRuby による分散・Web オブジェクトプログラミング』。
- 講演資料
中島 拓 「Amrita2 の紹介」
- スピーカー
- 中島 拓 ((株)ブレーン)
- 時間
- 11:00〜11:30
- セッション概要
- Ruby 用 HTML テンプレートライブラリ Amrita の後継ソフト Amrita2 の新しい機能と Ruby on Rails での使用法について紹介します。
- 特に、ERb テンプレートと旧 Amrita 風テンプレートを混在させる方法と、そのメリットについて。
- スピーカー・プロフィール
- メインフレーム系 SE、制御系システム開発者を経て、(株)ブレーンにて、ソフトウエアルータソフト PROXY-2000 シリーズの開発に携わる。現在、テンプレートソフトウエア Amrita2 を開発中。個人としては essa というハンドル名でブログ「アンカテ」を書いています。
- 講演資料
- http://amrita.s14.xrea.com/files/rubyconf2006/rubyconf2006.tar.gz
- http://amrita.s14.xrea.com/files/rubyconf2006/rubyconf2006.xul (Firefox が必要)
secondlife(舘野祐一) 「Perl の会社で使われる Ruby の利用法とは!?」
- スピーカー
- secondlife (舘野祐一) (株式会社はてな)
- 時間
- 11:30〜12:00
- セッション概要
- デプロイツールからバックエンドサーバまで、はてなの裏側ではこっそり Ruby が使われています。はてなではどんな風にRubyを使っているのかをご紹介します。
- スピーカー・プロフィール
- Web アプリケーション大好きのはてなエンジニア。
- Perl ばりばり書きます! といって入社したは良いが、現在はもっぱら Ruby と JavaScript を書いている。
- 講演資料
12:00〜13:15; 昼休み
13:15〜14:15; パネル企画 「Rails in Production」
「どうすれば、Railsのもつポテンシャルを最大限に引き出すことができるの か?」
この問いかけは、Railsをビジネスで使っていく上で、常に意識しなければな らないことではないでしょうか。
このパネルディスカッションでは、実際にビジネスとしてRailsを使ったアプ リケーションの開発・運用を行っている方々に、実際の案件についての話を交え ながら、この問いへの答えを探っていっていただきます。
パネリスト
大前 潤 (株式会社オープングルーヴ 技術責任者)
業務系ソフトウェア会社に約8年間勤務。 その後 Ruby on Rails に出会い FEEDBRINGER を開発。 現在は (株) オープングルーヴ技術責任者。
- 講演資料
ストヤン・ジェコフ (Stoyan Zhekov) (シルバーエッグ・テクノロジー株式会社)
- 氏名 Stoyan Zhekov ストヤン ジェコフ
- 年齢 36歳
- 国籍 ブルガリア
大学で "Computer networks and systems" を専攻する。約6年間日本に在住。二人の子供(もうすぐ3人に)を持つ父親です。現在は SilverEgg Technology 株式会社(インターネットショッピングのレコメンデーションサービスを提供)にてシステムエンジニアとして勤務。約 2 年前に Ruby on Rails を会社に提案し現在殆どのプロジェクトに使用されています(内部計算システム、モニタリングシステム等)。尚、関西 Ruby の会でも活動中。
瀧内 元気 (株式会社ドリコム)
1980年生まれ。8歳ごろにプログラミングと出会う。以来、その面白さに魅せられ、 検索エンジンからレンダリングエンジン、ウェブサービスの開発まで手広く扱う。 昨年11月より株式会社ドリコムに勤務。社内で Ruby on Rails の啓蒙活動などを行 う。 また、オープンソースソフトウェアコンテスト「Award on Rails」の裏方を勤め る。
- 講演資料
高木宏(Gollum) (株式会社イーサポート)
1957 年生まれ。プログラム脳は関数型・手続き型世代で、オブジェクト指向がよくわかっておりません。ネットワークセキュリティ機器の保守・運用・会社に勤めています。Ruby には、2002 年にインターンの女子大生から感染しました。Ruby を以下のような業務に使っています。
- 機器のシステムログ集計解析のためのツール。
- SNMPなどを使ったちょっとした管理ツール。
- 保守契約管理などの社内業務に Rails で Web/DB アプリを。
- 自社開発セキュリティ機器の WebUI に。
いつまでたってもユーザーレベル。 メタプログラミングはぜーんぜんわかりません :-(
コメンテータ
moriq (吉田和弘)
プロフィールはセッションのスピーカー・プロフィールを参照してください。
司会
高橋征義
プロフィールはセッションのスピーカー・プロフィールを参照してください。
14:15〜14:25; 休憩
14:25〜16:25
moriq (吉田和弘) 「Rails による Web アプリケーション開発・保守事例の紹介」
- スピーカー
- moriq (吉田和弘) ((株)ミッタシステム)
- 時間
- 14:25〜14:55
- セッション概要
- これまで開発してきた Rails アプリケーションの事例を元に、Rails によるアジャイルな開発・テストの実践、subversion, migration によるリモート保守までを具体的に紹介します。
- *開発環境: Windows XP, Webrick, MySQL4.1
- *運用環境: Linux (Fedora Core 3 Legacy), Apache2 + FastCGI, MySQL4.1
- スピーカー・プロフィール
- 四国は高松市にある (株)ミッタシステムでシステム開発・保守を担当。近年はほぼ全て Ruby, Railsで開発している。2004 年 11 月、Perl で書かれた CGI を Ruby で書き直すにあたり Rails がしっくりくるので試しに使ってみているうちに、RubyistMagazine で記事を書くようになっていた。ほかRuby と Delphi VCL とのブリッジである Apollo の開発者でもある。
- 講演資料
西 和則「ActiveRecord を詳しく」
- スピーカー
- 西 和則 (ヽ( ・∀・)ノくまくまー)
- 時間
- 14:55〜15:25
- セッション概要
- Rails コンポーネントの1つである ActiveRecord は、強力な ORM ツールです。
- CGIから切り離して単体でも利用可能な同コンポーネントに関して、既存の各機能から最新の機能まで、そして今後の開発の方向性まで深く紹介します。
- スピーカー・プロフィール
- Ruby と Smalltalk をこよなく愛す純粋オブジェクト指向マニア。
- 「Ruby に非ずんば仕事に非ず!」を座右の銘に、年の半分は無職。
- Ruby の普及に対して激しい興味を示している。
- 講演資料
- http://wota.jp/rk2006/ (参照用)
- http://wota.jp/rk2006.tar.gz (お持ち帰り用)
基調講演: David Heinemeier Hansson「One controller, many ins, many outs」
- スピーカー
- David Heinemeier Hansson
- 時間
- 15:25〜16:25
- セッション概要
- Web applications are about more than just serving a browser. There's web services, there's RSS and Atom, there's Ajax, and mobile. Who wants to create separate applications for each of these clients? I don't. This will teach you how to avoid it too with Ruby on Rails.
- スピーカー・プロフィール
- David Heinemeier Hansson is the creator of Ruby on Rails and technical honcho for 37signals. Between leading an open-source community to glory and cranking out hit applications like Basecamp and Backpack, David enjoys igniting passion and ire with his thoughts on software and product development.
- 講演資料
16:35〜17:35; ライトニングトークス
ライトニングトークスは1 時間で 5 分間のプレゼンテーションを 11 本行います。
片山俊明「BioRuby」
- スピーカー
- 片山俊明(東京大学)
- セッション概要
- BioRuby は生物情報学(バイオインフォマティクス)のためのライブラリで、化学情報学(ケモインフォマティクス)を扱う ChemRuby とともにIPA の 2005 年度上期未踏ソフトウェア創造事業に採択されました。
Ruby がゲノムなどの生物学データの解析にどのように役立っているのかを簡単にご紹介したいと思います。
URL: http://bioruby.org/ - スピーカー・プロフィール
- Rubyを使ってゲノムなどバイオインフォマティクスの解析をやっています
- 講演資料
- http://bioruby.org/archive/doc/Japanese/BR060611-rubykaigi/ (PDF,音声,動画)
藤本尚邦「RubyCocoaで作るMacアプリケーション」
- スピーカー
- 藤本尚邦(RubyCocoaプロジェクト)
- セッション概要
- Mac OS XのGUIアプリケーションをRubyで開発するためのフレームワークRubyCocoa(http://rubycocoa.sourceforge.net/)を紹介します。
- スピーカー・プロフィール
- プログラマ(漂流中)。RubyCocoa作者。素人くさいSICP読書会会員。Ruby関連で開発・公開したプログラムとして、MacRuby (旧Mac OSおよびBe OS への移植)、RubyCocoa, RubyAEOSA, Tempura など。Ruby 1.0に出会って以来、細く長くRubyを使い続けて現在に至る。初めてのプログラミング言語はPascal。今最も使ってみたいプログラミング言語はScheme。
URL: http://www.fobj.com/hisa/d/ - 講演資料
立川察理「RubyによるHL7プロトコルライブラリ」
- スピーカー
- 立川察理(八幡厚生病院)
- セッション概要
- 医療情報通信規約 HL7 を Rubyで実装するプロジェクトについて、その概略と目標を発表します。
- スピーカー・プロフィール
- 精神科医でRubyist九州のメンバーです。
医療情報の分野で Ruby を普及させるために活動したい。
URL: http://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/ - 講演資料
cuzic「Ruby On Rails の Relative Path プラグイン」
- スピーカー
- cuzic(Ruby関西)
- セッション概要
- 初心者でも簡単に 好きな Location で Ruby On Rails アプリケーションを提供できる「Relative Path プラグイン」(http://wiki.rubyonrails.org/rails/pages/Relative+Path+Plugin)を開発しました。「Relative Path プラグイン」の活用できる範囲とその限界について説明します。
- スピーカー・プロフィール
- Ruby 関西の広報担当
2000年頃からちょこちょこと Ruby をさわり始めた。Rubyist Magazine で Win32OLE の記事を連載。
新しいプログラミング言語を学ぶことが好き
URL: http://www.cuzic.com/ - 講演資料
大西正太「Rails製CMS「Rubricks」」
- スピーカー
- 大西正太
- セッション概要
- Rails上に構築したCMSであるRubricksの概要と簡易なデモ
- スピーカー・プロフィール
- Rails製CMS「Rubricks」のコミッタです。
- 講演資料
えとー「わりと簡単rubyアプリをDebianへ」
- スピーカー
- えとー
- セッション概要
- Cとかより簡単と言われるrubyですが、書くのも簡単ならパッケージするのも簡単です。
rubyアプリをパッケージングする際の勘所をしゃべってみます - スピーカー・プロフィール
須藤功平「Ruby on 風博士」
- スピーカー
- 須藤功平(グッデイ/COZMIXNG)
- セッション概要
- アプリケーションへのRubyインタプリタの組み込み方法や組み込み時の注意事項、また、GTK+およびRuby/GTK2に関することにも言及します。
- スピーカー・プロフィール
- 好きなメソッドはeval
- 講演資料
- http://pub.cozmixng.org/~kou/archives/ruby-on-kazehakase.pdf
- http://pub.cozmixng.org/~kou/archives/RubyKaigi2006/ (html版)
Yugui「なぜブロックは素晴らしいか -- RubyがLispでない理由」
- スピーカー
- Yugui(株式会社プライムスタイル, 日本Rubyの会)
- セッション概要
- File.openのような例を挙げながらRubyのブロック構文が安全性や生産性にいかに貢献しているのかを語ります。みなさんにRubyの素晴らしさを改めて感じてほしいと思っています。
- スピーカー・プロフィール
- Ruby/AJP, AjpRails(http://rubyforge.org/projects/ruby-ajp/)開発中。日本Rubyの会会員。好きなものは数論計算と正規表現。仕事ではRailsの力を借りてアフィリエイト業界の潮流の速さに立ち向かっている。
URL:(http://idm.s9.xrea.com/ratio/) - 講演資料
- http://idm.s9.xrea.com/etc/ruby-kaigi-2006/ruby-kaigi-2006-LT-yugui/
- http://idm.s9.xrea.com/etc/ruby-kaigi-2006/ruby-kaigi-2006-LT-yugui.zip (アーカイブ)
大林一平「Ruby Reference Seeker for Emacsen」
- スピーカー
- 大林一平(京大マイコンクラブ(http://www.kmc.gr.jp/、京都大学理学研究科数学数理解析専攻博士課程)
- セッション概要
- Emacs上で動く Ruby 用リファレンス表示ツールRRSE(http://www.kmc.gr.jp/~ohai/rrse.html)の概要について話し、簡単なデモをする。
またRRSE の今後についても話す。 - スピーカー・プロフィール
- Ruby Refactoring Browser(http://www.kmc.gr.jp/proj/rrb/)
Ruby/SDL(http://www.kmc.gr.jp/~ohai/rubysdl.html)
SDLSKK(http://www.kmc.gr.jp/~ohai/sdlskk.html)などの中心的開発者。
プログラミング言語おたく。
http://www.kmc.gr.jp/~ohai/ - 講演資料
市川 宙「人工無能 ロイディ」
- スピーカー
- 市川宙(東京工業大学 ロボット技術研究会)
- セッション概要
- ロイディは、Rubyで作ったオープンソースの人工無能です。
人工無能というのは、チャット上での人間の会話を理解する「ふり」をして、それっぽい返事をして、人間と会話をするプログラムです。
ロイディは「反応パターンを仕込んでおく」のではなく、「人間同士の会話のみから」会話の仕方を学習していきます。
的外れな発言も多いですが、時には「中の人がいる!」と思うような発言で周囲を楽しませてくれます。
今回の発表では、ロイディの仕組みと会話例、ロイディの今後を簡単に紹介します。
http://rogiken.org/SSB/ - スピーカー・プロフィール
- 自然言語処理が専門の大学院生。Ruby歴は3年。
過去に「Devas」「人工無能 ロイディ」「はてなブックマーク 今日のおすすめ」などを製作。
http://gimite.ddo.jp/pukiwiki/ - 講演資料
江渡 浩一郎「インターネット物理モデル: または私はいかにして悩むのをやめ転がる玉を愛するようになったか」
- スピーカー
- 江渡浩一郎(独立行政法人 産業技術総合研究所)
- セッション概要
- お台場 日本科学未来館における常設展示であるインターネット物理モデルは、実はRubyで制御されていた。なぜRubyを使うことになったのか。どのように使われていたのかを解説する。ハードウェア制御におけるラピッドプロトタイピングにおいてRubyを利用することの有効性を実体験から解説する。
- Win32APIの活用
- C言語用のヘッダからWin32API用の情報を集める
- MIDIを使ったリアルタイムな動作状況の確認
- 動作状況の確認として音を活用するデバッグ手法の紹介
- ラピッドプロトタイピングとして、Rubyの活用が大変有効であること
- そしてそのプロトタイプが、たまたま4年間ずっと使われることもあるということ
- スピーカー・プロフィール
- メディア・アーティスト
- 講演資料
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