サブセッション・プログラム

サブセッションは、6月21日(土)・22日(日)に多目的ホールで行われた小規模な講演です(敬称略)。

サブセッションへの参加については、チケットの購入は必要ありません。

同時に大ホールで行われるメインセッションはこちらです

6月21日(土)

09:30

開場

11:00〜11:30

Blurring the Language Barrier (Aaron Patterson)

Aaron Patterson - AdReady Inc
When Aaron Patterson's not searching the internet for pictures of adorable kittens, he creates large-scale Ruby on Rails applications as a Principal Software Engineer at AdReady. He's an open source contributor, releasing popular Ruby tools like Mechanize and CSSPool. On Tuesday nights, Aaron can be found with the Rubyists from Seattle.rb.

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11:30〜12:00

WebばかりがUIじゃない! 〜 新しくなったRuby/Tk (永井秀利)

Ruby 1.8.7 および Ruby 1.9 の Ruby/Tk は、正式にリリースされたTcl/Tk 8.5 に合わせ、互換性を維持しつつも大きな変更が加えられています。新機能を中心として、新しくなった Ruby/Tk を紹介します。発表後の昼休み中にRuby/Tk質問受付も予定。日頃お悩みの件や要望などありましたら、ぜひお気軽にどうぞ。

永井秀利 - 九州工業大学 / Rubyist九州
Ruby/Tkメンテナ。研究費不足に悩む本業からの現実逃避で、道具として使う以外には本業とは全く関係のないRubyとの付き合いの時間ばかりが増加中。

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16:00〜16:30

Ruby City MATSUE Projectの2年間 (野田哲夫)

Rubyを「地域資源」と言ってはばからない、Ruby City MATSUE Project。オープンソース・Rubyという無国籍な「資源」を地域産業振興に結びつけようとするRuby City MATSUE Projectの2年間の歩みと総括、今後の展望について語る中で、愛とエンタープライズと地域について考える

野田哲夫 - しまねOSS協議会
Matzの暮らす島根県松江市で、2006年9月に発足したコミュニティなのか、 業界団体なのか分からくなってしまった「しまねOSS協議会」の副会長。経済学を専攻し、オープンソースとビジネスの関係をテーマに研究中。

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16:30〜17:00

DBライブラリSequelとDataMapper概説 (新井俊一)

ActiveRecord以外のDBライブラリとしてSequelとDataMapperが盛んに開発されている。まだ日本では殆ど紹介されていない、これらのライブラリについて特徴や使い方を紹介する。

新井俊一 - Rubyist 九州
福岡に暮らしてRubyist 九州という会をやっているエンジニア。仕事は99% Rubyでこなす。

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17:00〜17:30

Rubyで快適に連投する11の方法 (ujihisa)

Mechanize, Hpricot, vimscriptなどを用いて、あなたの生活をより快適にするためのお手軽なRubyの使い方を紹介する。

うじひさ - 大阪大学
大阪の大学院生。研究でRubyとHaskellを使っている。大阪でHaskellやLispやJSやScalaやErlangなどの勉強会を不定期に開催している。早くStanford大学に行きたい。

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6月22日(日)

08:45

開場

10:00〜10:30

Ruby構文による構造化データ記述 (前田和昭)

Rubyを構造化データを記述するためのDSL(Domain Specific Language)として使い、JRubyを介して、Javaから利用可能にする試みを進めている。研究用プロトタイプではなく、実務アプリケーションでの本格利用が目標である。本発表では、DSLとしてRubyをどのように使い。Javaプログラムとどのように連携させるかについて説明する。

仕事仲間にRubyに詳しい人がいなくて、厳しいコメントをくれる人がいません。叱咤激励・厳しいコメントなど何でも感謝します。よろしくお願いします。

前田和昭 - 日本Rubyの会
Rubyの入門書を読み始めてから。まだ数ヶ月しかたっていない初心者です。ソースコードの解析を中心に仕事をやっています。最近は、XMLを使ったデータ記述に飽きてしまい、XMLを見るのがイヤになってきたので。Rubyでデータを記述することを実験中です。年齢が40歳になっても50歳になっても、プログラマとして仕事したいですね。

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10:30〜11:00

LuRuJu−RubyとUMLツールJUDEの出会い〜『モデリング = 設計』から『モデリング = 設計 + 実装』へ〜 (野村周平)

LuRuJuは、UMLモデリングツールJUDEで描いたクラス図,ER図等のモデル情報をRuby上で参照することを可能にした糊フレームワークです。

LuRuJuをベースとしたRailsプラグインLuRuJu On Railsは、RailsとJUDEのダイナミックな連携を実現しており、JUDEファイルをRailsプロジェクト上に配置するだけで、クラス図、ER図の内容がそのまま動的にMVCのモデルになります。

本発表ではこれらツールの目的、コンセプト、簡単な使用方法、実例を紹介します。

野村周平
フリーエンジニア。アジャイル、オブジェクト指向をこよなく愛するが、最近はRubyの言語仕様に感動し惚れ込んでいる。エンジニア35歳限界説によると私の寿命はあとわずか。

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11:30〜12:00

Rubyでつくるストレージサービス (福田朋紀)

組込み関連ソフトの開発をしていた私が、Rubyを使ったストレージサービスを構築するまでの経緯と、失敗談について赤裸々に発表します。ハンカチのご用意をお願いいたします。

福田朋紀 - リコーソフトウエア株式会社
私は鳥取に住んでいるのですが、妻の祖父が「島根のまつもとさんを知っているか、こっち(ローカルな解説で申し訳ありませんが、妻の実家はNaClまで1時間くらいなんです)に戻ってきて仕事するのもいいんじゃないか」と発言したのにいろんな意味で驚き、Rubyでストレージサービスをつくることを決意しました。

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13:30〜14:00

Rubyのゲーム開発の現状と自作ゲームライブラリStar Ruby (星一)

Ruby を用いたゲーム開発の現状、および自作ゲームライブラリ Star Ruby (http://www.starruby.info/ ) の概要について発表します。 Star Ruby はスーファミ風 2D ゲームを作ることを目的としたライブラリです。 プレゼン自体 Star Ruby で行い、 Star Ruby の機能を活かしながらStar Ruby の機能を紹介する予定です。

星一 - 東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻修士2年
大学院生です。好きなアーティストは Michael Jackson です。

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14:00〜14:30

Rubyで懐かしのゲームブックを作ってみよう! (サイロス誠)

20年前、一世を風靡した「ゲームブック」。当時、ゲームブックを作ってはみたものの、色々面倒なことがあって挫折された方も多いはず。そこでRubyの出番です!実際にゲームブック(本物の本!)を作った際に使ったスクリプトを元に、ゲーム制作のコツを解説していきます。

サイロス誠 - 大阪のとあるソフト会社
PC(環境おたく)と四コマ漫画が好きな、しがねぇ会社員

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14:40〜15:10

net-irc gem のライブラリデザイン (cho45)

net-irc という IRC プロトコルモジュールを通して、書きやすく読みやすくするためのライブラリ設計と、実際にこのライブラリを使ったアプリケーションについて話します。

cho45 - サブテク
言語ヲタクを目指す Ruby 使い。

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15:10〜15:40

Rubyプログラムの型推論 (松本宗太郎)

Rubyは、型無し(untyped)あるいは動的型付け(dynamically typed)に分類されるプログラミング言語であり、型宣言の不要な簡潔な構文や、柔軟なプログラミングが可能な点が特徴である。しかし、その一方で静的な型システムによって提供されるプログラム検査の欠落は、プログラム中に含まれる誤りの検出を遅延させる原因となっている。

本発表では、発表者が開発中である、Rubyプログラムに対して型推論を行い誤りを検出するツールTyping Rubyの紹介を行う。 ツールの基盤となっている理論に関する説明は最小限にとどめ、一つのツールとして、何ができるのか、何はできないのか、といった点を中心に紹介を行う。

松本宗太郎 - 筑波大学大学院システム情報工学研究科
大学院生。特に型システムなどのプログラミング言語の理論やプログラム解析などに興味を持つ。

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15:40〜16:10

RubyGCをどけんかせんといかん (authorNari)

現在のRubyGCの概要を分かりやすく解説します。 また、RubyGCの問題点を白日の下に晒し、「どげんかせんと」という魂を持って、これを改善する手法を紹介します。

authorNari - Rubyist九州
GarbageCollectionが趣味というボランティアンスピリッツに溢れた人

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16:10〜16:40

SVuGy: SVGとRubyで遊ぼう (Martin J. Dürst)

SVuGy (発音: スィージー) は Ruby 内の DSL であり、簡単に面白い図形を書けるライブラリと枠組みである。SVG は XML を使った Web 用の二次元の図形を記述する標準形式である。手で書くのも大変で、描画ツールで書くのも大変だと感じた発表者は Ruby (のメタプログラミング) の練習と授業用の作図のためにほぼ一年前に作りはじめた [1]。

似たものとして rcairo、RubySVG、RVG などがあるが、それらに比べてSVuGy は記法が最も簡潔で、便利な機能が多いのではないでしょうか。機能の一部として応用図形部品クラスの簡易な作成、SVG の id と Ruby の変数名の自動対応、幾何学的計算の機能があげられる。発表を聞いて SVuGy を使いたくなったら幸いである。

Martin J. Dürst - 青山学院大学
W3C で Web やインターネットの国際化を担当した。プログラミングが好きなので、Ruby が大好き。

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